為替レートの決まり方

外国為替市場がどんな市場であるのかは勉強しました。それでは、具体的な為替レートというのはどのように決まるものなのでしょうか?ここでは、為替レートがどのようにして決定され、どのように取引されているのかについて分かりやすく解説していきます。

為替レートは相対的なもの。

為替レートは株価と同じように、取引によって常に変動します。ただ、株価と違うのは「為替取引というのは相対的な価格」であり「絶対的な価格ではない」ということです。
円と米ドルという通貨があり、どっちの価値も上昇するということはありません。

円高というのは外国通貨の価値よりも円が相対的に高くなることを意味しており、円安は逆に相対的意に低くなることを意味しています。

ちなみに、「外国為替取引(FX)はゼロサムゲーム」と言われますが、これは外国為替取引が「相対的な価格」であることに由来します。(株式取引は株価は絶対的な価値であるため、株価が上がれば価値は増え、下がれば減るのでゼロサムではない)

 

為替レートは米ドルを中心とした「クロスレート」であらわされる

為替レートは、通貨間で「相対的」に決定されるものですが、それぞれの国の通貨を一つずつレートを決めるととても、厄介です。
たとえば、円とドルの交換比率は○○、円とユーろは××、円とオーストラリアドルは△△、とすると非常に複雑なシステムとなります。仮に世界の通貨が100あるとすると、それぞれの間で価値を決めようとすると、9801通りもの計算をする必要が出てきます。
これを個別にやろうとすると大変ですよね。そこで登場するのが「クロスレート」という考え方です。
クロスレートというのは、単純に「米ドル」を中心にして、それぞれの国の通貨を決めることで、米ドル以外の国の通貨との為替レートも決めてしまうというものです。

たとえば、
米ドル:円=100:1
米ドル:ユーロ=1:1.2 だとします。(仮に)

この場合、円:ユーロの交換比は、100×1.2:1×1=120:1と計算することができます。
これにより、円とユーロの交換比を計算しなくても1ユーロ=120円と計算することができるわけです。

※このクロスレートの計算方法を理解する必要はありません。単純に為替レートは米ドルを中心に決まっているとだけ覚えておいてください。

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